あなたの未来を切り拓いてくれる
【複雑系思考】のセンス。
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| 第1回目の投稿:2000-06-12 |
| Sub Title: 今の世の中は自己組織臨界状態にある(?) |
| 複雑系を本質的に理解するMUSEさんへ: そして、愛する[from50]のみなさんへ: Dr. Pの臨時特番です。今朝、かっこうの声と共にち・た・まに帰還しました。まるさん:ガイアとはち・た・ま(地球)のことです。為念。 |
Mohsanの私に対するレスの中で使われた、「フラクタル」「ゆらぎ」「今の日本はどこか狂っている」等のテーマに対して、理解が難しいと思われる方、たくさんいらっしゃると思います。Dr. Pは複雑系のサイエンティストとしての立場から、ここで、わかりやすく解説しておく責務を感じました。すぐにも、木星に戻らねばなりませんので。 中で、ビジネスに直結した説明の文頭には、●印を付しました。 その他、どなたもついてこられる様に、やさしくお話してみます。それでは、 Here We Go !!!!!! **********(((((((((((((((役立ててね))))))))))))))))))************** |
初めは何の変哲もない均一の受精卵が、重力のほかには外部からの働きかけもないのに、自分の力で自分の組織をつくっていくのも生物の特徴です。これを「自己組織」といいます。 雲の形や川の渦など自然現象にも「自己組織」の例を見ることができます。川の流れの速度がどんどん速くなると、乱流という状態が生まれ、たくさんの渦巻きができます。それは、川が普通に流れている状態に比べるとはるかに複雑なものです。そこには渦がいくつもできては消えていきます。そしてよく見ると、大きな渦の中にまた小さな渦があり、小さな渦の中にもっと小さな渦がある状態なのです。こうした構造のことを、【フラクタル構造】というのです。 つまり、「フラクタル」とは、入れ子のような仕組みになっていることをいうのです。入れ子とは、ロシア人形のように、大きな人形を開けるとそこに中くらいの大きさの人形が入っていて、中くらいの人形を開けるとさらに小さな人形が入っているという仕組みのこと。 血管の構造は、枝分かれしながら、大動脈から毛細血管にまで分岐していきますね。もとの太い血管も、細かく枝分かれした先の毛細血管も、スケールが違うだけで枝分かれのパターンは同じです。つまり、フラクタル構造。世の中の物流を効率的にするためのお手本です。 木の枝や、海岸の形、さらには山の形もみな同じです。おおまかに見ても細かく観察しても、同じ形の繰り返しが見えてくるフラクタル構造になっているのです。「木を見て森を見ず」という格言が、全体の把握ができないことの例えによく使われますが、枝の構造の繰り返しで木ができるので、「枝を見て木がわかる」こともあるということです。 |
●フラクタルの考えを経済/企業運営に応用することがこの数年、成長する起業家/サバイバルに勝利している企業家を中心にの一つの流れになっていることをご存じの方いますか? ●会社に勤める多くの人達は、いつも通っている会社がどんどん変わっていくのを、戸惑いと共に見ていることでしょう。会社はなりふりかまわずに、これまでのルールを変えています。年俸制を取り入れ、業績給に重点を移し、リストラを徹底させ、管理職を減らして、ゼネラリスト(総合職)でなくてスペシャリスト(専門職)であることを求めだしている、というように。 ●会社には、従業員を手厚く守ってやる余裕がなくなってきたのです。会社を取り巻くビジネス環境そのものが、急速に変化してきてしまい、そうした環境になんとか適応しようと、多くの会社は先が見えないまま様々な模索を繰り返しているのでしょう。 ●では、ビジネス環境はどう変化しているのでしょうか?確かなのは、思いがけないこと、予想できないこと、びっくりするようなことが次々と起きている、ということです。少しだけ具体例。 ●あれだけ価値のあった土地……いまでは、会社にとって土地というものは借りるものであって、所有するものではない、ということ。資産としての土地の価値は、そこから便益やサービスのフローが継続して得られること、そのフロー全体が資産であるという考えに立つと、土地を所有するだけで価値があるというこれまでの考えは共同幻想だったことに気付きます。 ●小売の世界で価格破壊の戦略がうまくいかなくなってきたのも、予想を超えています。規模が大きいことが経営にとってマイナス要因にさえなってきています。 ●もう一つ付け加えると、不景気の中で大きなコストをかけてでも、会社は環境対策をしなくてはならなくなりました。ひとたび会社がダイオキシンなどの汚染物質の源だとなると、そこで会社の生命は断たれてしまいます。環境にやさしい会社であることが、これからの時代を生き延びていくために不可欠の条件になってきました。 ●これからも会社は思いがけないこと、予想できないこと、びっくりするようなことに出会い続けるのは確かなことです。この思いがけない・予想できない・びっくりの世界をクリアにし、乗り切って行くために【複雑系システム】は誕生したといえます。 分野を超えて共通の特徴や法則があるらしいとの理解が複雑系の基礎。複雑な時代を解読し、複雑な時代を前向きに生きていくために、私たちは今、【複雑系のセンス】を身に付けることが求められているのではないかと私は思っています。 毎日の暮らしの具体的なレベルから現代世界の諸現象の解読という広いレベルまで、そのセンスを発揮して、時代を切り拓いていく逞しさを身に付け、またその楽しさを発見していくことを皆さんに提唱する所以です。 折しも千年単位で時代が変わる第3ミレニアムを迎えんとする今年、好奇心を旺盛にし、いろんな人達とのコミュニケーションを楽しむこと。また、美しいものに敏感になり、色気を大事にすること。ここから新しい時代が切り拓けることを、確信しています。 ●部分を見て全体がわかるということを理解しなければ、経済予測も外れますし、株や為替のような相場でも儲けることはできないということです。フラクタルを根拠にしなければもはや、経済も会社運営も語れません。 |
((((((((((((((((((カオス))))))))))))))))))) 『今日北京でチョウが羽を動かして風をそよがせたことが、来月ニューヨークで嵐を引き起こす可能性がある』という極端な比喩を生み、「バタフライ効果」と呼ばれる現象。それがカオスの現象です。 私たちは普通、出発点でわずかしか違わなければ、到達点もそれほど違わないと考え勝ちです。これが単純系の発想。ところが、カオスの場合は、最初がほとんど同じでも、わずかの違いが、到達点では非常に大きな差を生み、全く違ったものになってしまうのです。 言い換えますと、予測される決定論的な過程に、予測できない確率的な振る舞い(偶然)が入り込んでしまい、必然性と偶然性のあいだの境界がなくなってきた、という のがカオスの第一の特徴。 これとは逆に、コインを投げて表が出たらA、裏がでたらBとする場合の結果は偶然の世界ですよね。ところが、コイン投げの結果をカオスの式《詳しくは別の機会に》で再現できるのです。偶然性としてのできごとが、あとから見れば必然性の過程として理解できる、とでも言っておきます。これがカオスの第二の特徴。 カオスと秩序が重なった場所のことを「カオスの縁(ふち)」と呼びます。右へ寄れば底知れぬカオスの沼に、左に寄れば秩序の世界に入ります。私たちが暮らす複雑系の世界は、秩序の世界からカオスの世界に移行するまさにその場所にあるとお考え下さい。私たちはそんなカオスの岸辺の細い道を歩んでいるといえます。 氷や水や水蒸気といった、物質のマクロな状態のことを「相」といいます。相転移とは、氷が水になり、水が水蒸気になり、といったように相が変化することを指す学術用語です。世の中も今、20世紀の「相」から、21世紀の「相」に大きく相転移している最中なんです。 細かい説明は別の機会に譲ります。簡潔に行きますね。ミクロにみると、摂氏0度に近づいていく過程で、水の分子は氷の状態としてがちがちに固まっていた段階から、部分的に水になったり、氷になったりしている段階に移っていきます。この部分的に生まれた違った状態のことを【ゆらぎ】と呼んでいます。 そして、0度にならない段階では、生まれたゆらぎもいつか消えてなくなってしまいます。氷に戻るわけです。それが摂氏0度にどんどん近くなると、ちょっとした「ゆらぎ」がもとに戻らなくて、水分子が自由に動き回るような水の範囲が広がっていきます。 ちょうど0度になると、水でも氷でもない状態に辿り着きます。そこでは両方の状態が混在しています。水になりかけた所がどんどん広がっていくのですが、また氷に戻る所もあります。最近はこうした相転移の状態をコンピュータで詳しく計算して、あたかも分子の動きを直接に「見る」ことも可能になってきました。 ゲームに例えれば、水側が勝ったり氷側が勝ったりして、水の領域と氷の領域が領土争いをするわけです。そのような状態を【臨界状態】といいます。そして、摂氏0度から少しでも温度が上がれば、すべて水に変化します。そのちょうど摂氏0度という境目のところ、「ゆらぎ」がどんどん大きくなって育っていく臨界状態のところを「相転移点」といっているのです。 地震が起きるのは、地球の表面がすでにある種の臨界状態になっているためのようです。氷と水の関係で言えば、小さい水の粒がたくさんできたり消えたりしていて、たまに中くらいの粒が生まれて、まれに大きな水の領域が広がっている状態と同じです。 氷から水へ変わる臨界状態は、外からの力で引き起こされました。ところが地震は自らの力で臨界状態に辿り着きます。今の世の中もいつのまにか臨界状態になってきたようです。しかも世の中の変化は、氷から水に変化するタイプであると、すなわち外部からの力で変わると、長い間信じられてきた考え方であるよりは、現実には「地震」タイプに近い時代になったと考えなくてはならなくなったというのが、真実と思います。 あらためて今の世の中、ことに日本の狂った状態を眺めますと、どうも世の中全体がそうした自己組織臨界状態にあるように思われます。ちょうど摂氏0度の状態といえばよいでしょうか。時間的にも、空間的にも、どんな大きさの「ゆらぎ」が生まれてきても不思議ではないような時代なのです。 自己組織臨界状態で考えることによって、乱れた世の中の仕組み、会社の再構築、個人の生き様などに根本的な理解が及びます。そして、複雑系の発想で、仕組みと解決策、未来予測が可能になると確信しております。 ●まる様、是非是非、これからの経営に、組織のリフレッシュに、販路開拓と売上増大に、今日のコンセプトをご活用下さい。 フラクタルのMohsan、私はもうじき母星にもどる頃合いです。あとを宜しく! MUSEさん、ご理解賜れ! 今の日本の諸現象に危惧を覚えているみなさん、複雑系の発想で解決の糸口、見えたでしょうか?一歩でも日々実践、日々実践で日本に活力を取り戻し、未来に駆け上がる礎を、自らの手で切り開いていって頂くことを希求します。 That's All For Today, Keep in touch !! Everyone. By Dr. P |
【上記第1回目の投稿は、下記のメールに対する返信として書込んだものです】
----- Original Message -----
送信者 : Mohsan.Souho <mohsan.morimoto@nifty.ne.jp>
宛先 : <from50@egroups.co.jp>
送信日時 : 2000年6月6日 23:22
件名 : [from50]
from50[宇宙講座]資料に対する御礼の件
> Hi Dr.P
>
講義資料ご送付頂きありがとうございました。
>
>
まだ、全部読んではいませんが、分かり易く解説して頂いて
> おりますので、理解し易く助かります。
>
自分の心も人の心も、即物的な世界の中で、時には明るく・
>
美しく、時には暗く・醜く・・・これまで、色んな側面から観察
>
してきましたが、アメリカのアメリカ人は陽気で明るく気さく、
> 親切、気配りの効いた人情、厚い信頼感、
>
イスラエル人もそうでした、もっとアグレッシブに、
> アラブと対立し緊迫の漂う環境の中でも、
>
それにしても、日本で合う外人は暗い、何故だろう?日本と
>
いう風土がそうさせるのだろうか?これは、私にとって
> 長年のなぞでした。
> オームの異常な実体とそれに惹かれる若者達
>
そして、今や日本は、景気低迷のうえリストラの波、町行く
> 人達に笑顔が薄れてゆく。
> 問題の先送りと責任の擦り合い、
>
色々な不祥事の続発、青少年の異常犯罪、大人達の
>
猟奇殺人事件等、毎日のTVニュースの話題は絶えない。
> 今の日本はとこか狂っている。
>
その原因は何か?人の心の正体とは何か?DNAで心の正体は
>
明かせるのか?性善説、性悪説どちらが正解か?
>
そんな事を考えているうちの辿り着いたのが、ニューエイジ・
>
サイエンスと精神世界でした。それに宇宙物理と化学生物学
>
と東洋哲学、これらを総合解釈すれば疑問が解けるのではないか
>
それが出来れば、不安に落込む人達を癒せるかな?
> そう考えて色々勉強しております。
>
> もしかして、貴方と私はフラクタル?
> しかし、私は進化の遅れた地球人、
> 貴方は、進化した宇宙人、
> 貴方こそ神人です。そして私は信心。
> 貴方の詩には地球人を癒す1/fの揺らぎあり。
>
> ご教授のほど宜しくお願いします。
>
> Dr.
P Wrote:
> >学生運動の息吹とパッションは、若かった頃の私に、
> >激しく 偏りを追究する 熾烈な青春を送った私に、
> >身を刻む人生の 「熱」を 教えてくれました。
>
>
>
小生は、最初のころは全学連に多少影響を受けましたが、
>
キューバ危機の時に疑問を抱き、以後ノンポリと化しました。
>
今では、イデオロギーの崩壊は進化の証と思っています。
>
やはり人類を救うのは霊的覚醒、即ち物心両面のバランス感覚
>
と限りなき「無条件の愛」への接近以外にはないと思います。
> これは、宗教ではなく宗教性だと思います。
> あなたには非常に惹かれてます。
>
> Peace,
> mohsan
>
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