西洋医学を補完する代替療法
  癌(ガン)と闘う!

代表的なサプリメント


サプリメントの作用別分類
 

作 用 サプリメント
●1.腸内環境の浄化 万田酵素、 乳酸菌生産物質 等
●2.免疫力を強化 アガリクス、 メシマコブ、 米ぬかアラビノキシラン、 プロポリス、 AHCC、 スピルリナ、 キャッツクロー、 冬虫夏草、 免疫ミルク 等
●3.抗酸化作用 SOD様食品、 活性水素、 リコピン、 ピクノジェノール、 カテキン、 青汁、 イオウ化合物、 EM-X 等
●4.体内有害物質の排泄 キチン・キトサン、 中国パセリ、 DXパワー等
●5.血管新生を抑制 サメ軟骨、ムコ多糖、 秋ウコン、 大豆ゲニスティン 等
●6.アポトーシス誘導 フコイダン、 D-フラクション(まいたけ)
気力を亢進させる エゾウオギ、 高麗ニンジン、 バレリアン、 ローヤルゼリー、 カモミール 等
分裂期細胞障害(ガン細胞を直接たたく) タヒボ茶(紫イペ) 等
微量栄養素の吸収を高める キレート水、 セレニウム、 ビタミンC 等
10ガン遺伝子を傷害するウイルスを抑制 EPA, DHA、 オリーブ葉エキス 等

 


 
代表的なサプリメント
  --生体リズムを考慮した効果的なサプリメント投与法を--
    
    《サプリメントの作用別分類表 参照


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●1. 乳酸菌生産物質


■ 腸管免疫が働く腸内環境を作る

  乳酸菌は、腸内の環境を整えるといわれていますので健康に良さそうなイメージがあり、乳酸菌飲料やヨーグルトが頭に浮かぶ人もいるでしょう。しかし、生きた乳酸菌は胃液や胆汁などによって死滅してしまいます。腸まで届くのはほんの僅かの量で、届いても、よそ者であることから定着できないといわれています。


  
乳酸菌生産物質とは、乳酸菌を培養する過程で、乳酸菌が分泌する物質(酵素)のことを指します。 納豆は、納豆菌によってできる発酵食品ですが、大豆が発酵して納豆になる過程で重要な働きをしているのが、納豆菌そのものというより、菌が分泌する代謝物なんです。

  乳酸菌生産物質 は、胃壁や腸壁から吸収され、直接、免疫細胞に働きかけるほか、自律神経や内分泌系の機能を調整し、腸の環境を整える作用があります。特に、腸管には独自の免疫機能(腸管免疫)があり、腸内細菌のバランスとともに、免疫をいかに正常に保つかが、ガンが小さくなるか成長するかのポイントになります。腸管免疫を十分に働かせる腸内環境を作るのが、乳酸菌生産物質 です。



■ 腸管免疫が働く腸内環境を作る

  腸内には、100種類、100兆個もの最近が住んでいるといわれています。大きさは1mmの1000分の1程度ですが、100兆個集まると、重さにして100gになるといいます。この100兆個のうち、乳酸菌やビフィズス菌と呼ばれる善玉菌が10〜20%、残りの80〜90%は大腸菌やウェルシュ菌などの悪玉菌と、状況によって悪くもよくも働く日和見(ひよりみ)菌です。

  この割合は、食生活と密接な関係があります。
悪玉菌は、脂肪とたんぱく質をエサにしていますが、エサを分解する過程で発ガン物質を作り出します。一方、善玉菌は炭水化物を好んで食べ、からだに有用な物質を作っています。

  
悪玉菌善玉菌の働きの違いは、腐敗発酵にあります。肉類を外へ出しておくと腐ってしまい、これを食べると食中毒を起こします。これは、肉の脂肪やたんぱく質が腐敗して毒素を出しているからです。

  一方で、
発酵は、みそやしょうゆ、漬物、納豆などのように、見かけは腐っているようですが、鼻が曲がるほどの腐敗臭は少なく、食べてもおなかをこわすこともありません。それどころか、血液をサラサラにしたり、便秘を解消したりと、からだにプラスになる作用をします。どちらも細菌によって変質するのですが、細菌の種類によって腐敗したり、発酵したりするのです。

  腸内で起きているのが、
腐敗なのか発酵なのかは、便やおならの状態の観察でわかります。腸内環境が整っていれば、便は黄色っぽくなり、適度にガスが混じっているので、水に浮きます。一方、腸内環境が悪くなっている場合は、便が黒く、水に沈みます。そのうえ、強烈な腐敗臭があるとしたら、腸内環境には赤ランプが灯っていると考えたほうがいいでしょう。



■ 便秘による有害物質で血液の質が悪化

  
ガン治療にとって、便秘は大敵です。便秘は、腸内に高濃度の有害物質が蓄積されていることと同じです。腸壁がダメージを受けると同時に、腸壁から有害物質が吸収され、血液の質を悪くします。また、血液に混じって全身を巡り、免疫細胞にも悪影響を及ぼすでしょう。ガンを治すには、まずは腸内環境を整えることが重要なテーマとなってきます。

  腸にアプローチする商品はたくさんあります。東大名誉教授で腸内細菌の権威である光岡知足博士は、腸内環境に関連する食品を次のように分類しています。

  ●1.プロバイオティクス
     乳酸菌などの生きた菌を使ったもので、乳酸菌飲料や納豆菌の
     サプリメントなどがあります。

  ●2.プリバイオティクス
     腸内の善玉菌の増殖を促進する物質で、排便を促進します。
     代表的なものにオリゴ糖があります。


  ●3.バイオジェニキス
     腸内細菌を介さずに直接的に免疫力を高める作用があり、
     
乳酸菌生産物質 などがこれにあたります

  食事が出来なかったり、抗ガン剤で腸内細菌のバランスが崩れている場合、いくら善玉菌やそのエサを体内に取り入れても、腸内細菌のバランスを戻すのには時間がかかります。善玉菌を増やし、善玉菌が分泌する酵素(乳酸菌生産物質)によって生体のバランスをとるのではなく、直接、酵素を入れてしまうという発想でないと、落ち込んだ体力はなかなか元には戻りません。



■ 乳酸菌生産物質の投与で生存率が上昇!

  
乳酸菌生産物質の効果を実証する研究 はあまり多くはありませんが、小牧久時博士のマウスを使った実験がよく知られています。マウスをふたつのグループに分け、一方のマウスにだけ乳酸菌生産物質を投与して観察したところ、目や体毛、皮膚などに著しい改善がみられました。目も体毛(髪の毛)も皮膚も、血液の状態が出やすい場所です。乳酸菌生産物質 によって、血液の質、流れがよくなったと推測されます。

  また、肝障害を起こしたウサギに乳酸菌生産物質を与えた実験では、肝機能が急速に回復しました。また、
ガンに対する実験では、乳酸菌生産物質 を与えたマウスの生存率が約37%だったのに対して、何もしなかったマウスの生存率は0.6%にすぎませんでした。



■ 免疫細胞の30〜40%が腸管に存在

  
乳酸菌生産物質は、免疫力を上げる効果があるともいわれています。胃壁や腸壁から吸収され、直接、免疫細胞に働きかけるとともに、腸内環境を整えることで、間接的に免疫機能に作用するのです。 特に、腸のはたらきは、最近になって非常に重要視されるようになってきました。

  腸管内は、絨毛(じゅうもう)と呼ばれている無数の襞で覆われています。できるだけ表面積を広くして、栄養素を効率よく吸収するための構造です。しかし、表面積が広い分だけ病原菌にさらされることにもなります。そこで、腸管は免疫機能を持ち、病原菌からからだを守りつつ栄養素を効率的に取り込むシステムを完成させたのです。
免疫細胞の30〜40%は腸管にあるといわれています。


  かつては、栄養を吸収し、老廃物を排泄するための、どちらかというと単純な臓器と思われていた腸に、複雑なシステムの代表ともいえる免疫機能が存在していたがわかり、改めて見直されることになりました。


  
腸はデリケートな臓器で、食事の内容や精神状態によって、腸内細菌の分布が変わります。肉食が多くなったり、ストレスがかかったりすると、すぐに便秘になる人も少なくないはずです。

  
乳酸菌生産物質 の効果の有無は、敏感な腸の反応、便秘がどうなるかを観察することで判断できるでしょう。スムーズな排便がなければ、飲み続ける価値があるかどうか考え直す必要があります。

  
もっとも、乳酸菌生産物質 だけで腸の環境を整えようというのではなく、食生活の改善(玄米を食べたり、菜食を中心にするなど)や、ストレスの解消(心理療法の併用)といったことも併せて行うことが大切です。本来なら、乳酸菌生産物質 に頼らずに、腸内の環境が整備されているのが理想です。主は毎日の食生活であり、乳酸菌生産物質は従であることを忘れてはならないでしょう。



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●2-1.アガリクス


■ 免疫力活性化でガン細胞を縮小・消失

  
アガリクスは、ブラジル東南部のピエダーテ山地を原産地とするハラタケ科のきのこで、1975年頃から日本でも人工栽培できるようになりました。当初は、ひめまつたけとよばれていましたが、今ではアガリクスという名前が一般的に成り、《ガンに効く》ことで多くのガン患者が服用するようになっています。

  科学的な分析も進んでいます。きのこ特有の多糖体で、食物繊維の一種であるβ−グルカンが豊富に含まれ、たんぱく質、ビタミン類、マグネシウム、カリウムなど多種類の有用成分が見つかっています。たんぱく質の割合がほかのきのこと比べ非常に多いのが特徴です。臨床の現場からも、ガン患者に有効との報告が数多く出されています。

  免疫力を刺激して活性化させ、高まった免疫力によってガン細胞を縮小・消失させる作用があるとみられています。抗ガン剤の副作用を抑える作用もあり、ガン患者にとっては、福音のような存在として広がりました。しかし、産地や製法など、メーカーによってまちまちです。高い効果が報告されているだけに、しっかりした基準作りが待たれます。



■ 製法の違いによって一長一短がある

  
『○○でガンが治った!』というタイトルがついたタイプの本を世に氾濫させる火付け役になったアガリクス-----いまや、ガン患者が飲むサプリメントとしては、ナンバーワンの地位を築いています。

  しかし、巷にはさまざまなアガリクス商品があふれていて、どれがいいのか、消費者は迷うばかりです。アガリクスキャンデイやアガリクスビスケットなどは論外として、『ガンが治った!』と謳われているサプリメントに関しても、製造方法が多岐にわたり、どこがどう違うのか、本を読むだけでは、素人では善し悪しを判断することが出来ません。

          
  アガリクスは、まず製法から大きく分けると、次のようなタイプがあります。

 ●1. 乾燥アガリクス

    人工栽培したアガリクスを乾燥させたもの。漢方薬のように煎じてエキスを飲みます。もともとは、こういう形で市場に出ました。デメリットとして、煎じるのが面倒、独特の味とにおいがあり飲みにくい、有効成分であるβ−グルカンなどが抽出されにくい、熱を加えるのでビタミン類が失われるといったことが指摘されています。


 ●2. 乾燥アガリクスを煎じた液をレトルトパックに詰めたもの

    煎じる手間を省いたもの。味やにおい、成分の問題は、乾燥アガリクスと同じです。


 ●3. 煎じ液を濃縮したもの

    乾燥アガリクスを煎じて、その液を濃縮したもの。濃縮した液は、そのまま液体として、加工して粉末、錠剤、顆粒にするなどの、いくつかのタイプがあります。飲みやすくなっているものの、どの程度の濃縮かはさまざまで、加熱されているので有効成分が失われている可能性もあります。


 ●4. 酵素処理

    最近増えてきているタイプで、大量生産が可能です。アガリクスの菌糸体(根っこにあたる部分)をタンクで培養し、そこにふくまれているβ−グルカンを特殊な酵素で分解したもの。吸収されにくいβ−グルカンを吸収しやすくしているという点が大きな特徴です。きのこ類は吸収力が課題とされてきましたが、酵素を使うことでこの問題がクリアされました。ただし、抽出過程で熱を加えているため、有効成分が失われている可能性もあります。


 ●5. 細胞壁を破砕

    アガリクスの細胞はとても硬く、人体に入っても消化、吸収されません。そのため、あらかじめ細胞膜を壊してしまい、β-グルカンを抽出し、消化、吸収をよくしようというものです。最も新しい製造方法ですが、内容がはっきりと説明されていないので、判断が難しい点があります。


 ●6. 乳酸菌で発酵させる

    アガリクスの子実体(傘と柄の部分)を乳酸菌で丸ごと発酵させます。β-グルカンなども低分子化されて吸収されやすくなり、他の成分も破壊されません。新しい方法なので、評価が定まっていませんが、熱を加えないことで成分が有効に利用できる点と、乳酸菌の効果がプラスされる点で、可能性を感じさせる製法といえるでしょう。


 ●7. その他

    ほかのきのこ類や『プロポリス』などとのブレンドによって、効果を高めようとしているものがあります。ブレンドの効果については、未解明な部分も多く、効果があるとされるものを混ぜれば、もっと効果が出るだろうという安易な考えがあることも否めません。また、乾燥させたアガリクスを粉末にしただけのものも出回っているそうです。これでは、まったく吸収されず、単に食物繊維の効果しかありません(まあ食物繊維を摂るだけでも腸内環境をよくする効果はありますが。。。。)。


  以上のように、さまざまな製法があるなかで、何を選ぶか、非常に難しいところですが、アガリクスだけでガンを治してしまおうというならともかく、補助的な方法として使うなら、もっとも初歩的な《煎じる》という方法でも痛みが消えたり、抗ガン剤の副作用が抑えられたりといった効果例は出ています。


  どれがいちばんかと突き詰めなくとも、自分の状況(入院中は煎じたものを飲むのは難しいでしょう)や、好み(においが嫌だという人もいます)に応じて選んでも支障はないだろうと思います。メーカーや販売者に製法などをしっかりと確認して、信頼できると思えるところから購入すべきでしょう。




■ 菌子体にこそ生命力があるという菌子体派

  アガリクスに関してのもう一つの議論は、「菌子体」か「子実体」か、ということです。

  きのこの種にあたるのは《胞子》。胞子から発芽すると、糸状の菌糸が作られます。細胞分裂を繰り返して菌糸は長くなり、やがて外部に傘と柄の部分である子実体を作ります。子実体では胞子が作られ、周囲へ胞子が飛散し、子孫を作っていきます。

  つまり、きのこの根っこにあたる部分が菌子で、外部に出た部分が子実体です。どちらが有効なのかは、メーカー、研究者によって、それぞれの主張があり結論は出ていません。

  菌子体こそきのこの母なる成分で、最も生命力があるというのが、菌子体派の言い分です。動物実験でも、ガン細胞を移植したマウスにアガリクスの菌子体を10日間投与した結果、16匹中12匹のガンが完全に消失したという報告があります。抗ガン剤との併用でも、抗ガン剤がガン抑制率を2〜7倍にも高めたと報告されています(三重大学医学部の実験)。



■ 子実体にはβ−グルカン以外の有効成分も

  子実体派の言い分は、β−グルカンの含有量は確かに菌子体の方が多いけれども、ほかの栄養成分は圧倒的に子実体が上回るというものです。とくにβ−グルカン以外でガン細胞の成長を抑止する成分が、子実体にはたくさん含まれているといわれます。ガン細胞をマウスに移植した実験の結果は、次の通りです。

  ●○ アガリクス成分のガン抑止率 ○●

    β−グルカン      71%
    α−グルカン      93%
    β−ガラクトグルカン  97%
    たんぱく質グルカン  99%
    キシログルカン     80%
    核酸           95%


  β−グルカンよりも、ガンを抑える力の強い成分が子実体には含まれていることがわかります。実験室での実験ですから、これがそのまま人体にあてはまるものではありませんが、β−グルカンばかりに目を奪われて菌子体のほうが効果的とする流れに対して、疑問を呈する実験結果です。

  菌糸体か子実体かという議論は、製法とも深く関わってきます。酵素処理をしようとすれば、菌子体を使う必要があります。発酵という方法なら、子実体が有効に使えます。

  アガリクスは、製法、栽培法、産地などを確認した上でさまざまなデータを見る限り、ガン治療に有効な成分を多く含むサプリメントであることは間違いなさそうです。しかし、ここまで述べた製法や使う部分、さらには栽培法、産地などがあまりにもまちまちでである状況を考えれば、同じアガリクスという名前で出回っていても、メーカーによって、内容成分はずいぶんと違っていると考えたほうが自然でしょう。

  消費者は、そのことをしっかりと踏まえた上で、製法などを確認し、使っている医師に相談し、最終的にはどれを選ぶかを自分で決める必要があります。基本的な期待値は高いサプリメントですから、『これでガンが消える!』という大きすぎる期待をもちさえしなければ、選択範囲はかなり広くなるはずです。

  数多くの製品がある上に、値段もまちまちで、製造法もいくつもあり、どれを選んでいいのか迷うと思います。メーカーがしっかりとデータを取っているか、専門家が使っているかが選ぶ際のポイントになるかもしれません。値段が高ければ効くというものではありません。話題性が先行している面もありますが、劇的な効果ばかりに目を奪われず、長く使っていけるように自分なりの基準を持って選んでください。



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●2-2.メシマコブ


■ 桑の古木に寄生するきのこ

  抗ガンきのことして、最も有名なアガリクスの牙城に迫りつつあるの
メシマコブです。名前からは海藻の一種だと勘違いしそうですが、サルノコシカケ(霊芝)と見分けがつかないくらい立派なきのこで、桑の古木に寄生します。

  長崎県の男女群島にある女島(めしま)で沢山取れたことから、この名前がついたといわれています。傘の内側を見ると、ひだに黄色や茶色の剛毛が生えているのが特徴で、中国では「桑黄(そうおう)」と呼ばれています。

  1968年に、国立がんセンター研究所化学療法部と東京大学薬学部との共同研究で、どのきのこよりも抗ガン効果が高いと認められましたが、人工栽培ができないため、一般に普及するには至りませんでした。そして、数年前、菌糸を培養する技術が確立し、今の
メシマコブブームが始まりました。

  
ただ、
アガリクスと同じように、製造方法や産地、根の部分を使うのか、子実体の部分を使うのか、といったことで、同じメシマコブのサプリメントでも、内容は多岐にわたります。抗ガン効果の高さには期待が集まりますが、ブームに乗った粗悪品も出回っていることも忘れてはなりませんね。

    


■ 韓国政府が正式に医薬品として認可

  
メシマコブが脚光を浴びるきっかけとなったのは、1997年、韓国政府から正式に医薬品としての認可を受けたことでした。それまで韓国技術省は、韓国製薬という企業との共同で、メシマコブの研究に取り組んできました。1993年には菌株を培養して作った「メシマキャプセル」という製剤を開発し、販売を始めました。医学的なデータを積み重ね、医薬品として認可されるまでに至ったのです。

  
韓国では、
メシマコブによってNK細胞マクロファージT細胞B細胞といった免疫細胞が、一様に活性を高めることが確認されています。


  1991年、ソウル大学校薬学大学のキム・ピョンガク博士らは、マウスを4グループに分けてを
メシマコブ与え、マクロファージの活性度を比較する実験を行っています。その結果、マクロファージの働きが正常なマウスでは約3倍、ガンに侵されたマウスでは約5倍にも高まったことが確認されました。


  1992年、忠南大学校薬学大学のジョン・キョンス博士は、ガンにかかっていないマウスに
メシマコブの成分を注射で与え、免疫機能がどのように変化するかを調べました。すると、B細胞による抗体反応がなんと129倍もアップしたのです。また、ガン治療では非常に重要な働きをするNK細胞の活性度が、2倍になるという報告も出されています。



■ マウスによる実験で延命効果を確認

  
韓国では、
メシマコブによる延命効果に関する実験も行われています。韓国生命工学研究所の報告です。

  マウスに、B16F10メラノーマという悪性腫瘍を移植しました。このマウスを2グループに分け、一方には
メシマコブを投与、他方には投与せずに経過を観察しました。その結果、メシマコブを投与しなかったグループでは、25日を経過する前にすべてが死亡しました。投与したグループでは、最後に死亡したマウスが35日以上生きていました。

  別の実験では、マウスを2グループに分けるのは同じですが、一つのグループにはガンを移植する前に
メシマコブを投与し、予防効果はどうだろうか?と観察しました。その結果も顕著なものでした。メシマコブを投与しないグループは、やはり25日を待たずにすべてが死亡してしまいましたが、投与したグループでは、40日を過ぎても60%が生存していたのです。

  マウスを使った実験を人間にそのまま当てはめることはできませんが、これらの結果から
メシマコブには免疫を賦活する作用があり、延命と予防につながるということが推測できます。



■ きのこ類で一番の腫瘍抑制率を示す

  
韓国の流れを受け、日本でも
メシマコブの研究、商品開発が一気に進みました。メシマコブの免疫を賦活する作用については、1968年に国立がんセンター研究所化学療法部と東京大学薬学部との共同研究によって、明らかにされています。この頃は、サプリメントとしてとるという発想は無かったでしょう。あくまでも、抗ガン成分を抽出し、抗ガン剤として使おうという発想での実験でした。

  実験では、ザルコーマ180というガン細胞を皮下に移植したマウスが使われました。このマウスに、
メシマコブやまつたけ、しいたけ、えのきたけなどのきのこから抽出したエキスを注射し、ガンの増殖をどれくらい抑えられるかの比較をしました。

  その結果、
メシマコブがもっとも高い腫瘍抑制率を示したのです。どのきのこもすべて高い数値を示していますが、メシマコブはその中でも96.7%という際立った成績で、1位の座に着いたのです。その後、かわらたけ(腫瘍抑制率:77.6%で6位)からはクレスチンしいたけ(腫瘍抑制率:80.7%で5位)からはレンチナンという抗ガン剤(免疫療法剤)が開発、認可され、治療現場でも使われるようになりました。

  かわらたけやしいたけよりよりも腫瘍抑制率が圧倒的に高い
メシマコブが抗ガン剤として使われなかったのは、天然のメシマコブの入手が困難だったことと、簡単に人工栽培できなかったことが挙げられます。

  こうした事情もあり、かわらたけやしいたけといった比較的簡単に手に入りやすいきのこが抗ガン剤の原料として選ばれたのです。以来、当時の日本では、
メシマコブへの関心は冷めていったようです。



■ 待たれる免疫力上昇のしくみの解明

  
これまでの基礎研究でわかっているのは、

     
1. ガン細胞の増殖を抑制する。
     2. ガン細胞の転移を抑制する。
     3. 抗ガン剤の併用によって相乗作用がある。
     4. 抗ガン剤の副作用を軽減させる。


  という作用です。

  
メシマコブの何にこのような作用があるのか気になりますが、まだ結論は出ておらず、ややあいまいな状況のままに、効果への期待が大きく広まっているというのが現状でしょうか。

  きのこ系のサプリメントの場合、
β-グルカンという言葉がひとり歩きしている感があります。
メシマコブなら、アガリクス以上にβ-グルカンを含んでいるという言い方で、その効果を訴えようとしているわけです。β-グルカンが重要なはたらきをしていることは間違いないでしょう。しかし、β-グルカンにはさまざまな種類があり、ただ、多く含んでいればいいというものでもないようです。

  抗ガン剤(
免疫療法剤)であるクレスチンレンチナンなどは、かわらたけしいたけβ-グルカンを抽出して作ったものです。つまり、これらの薬剤には、高濃度にβ-グルカンが入っています。もしβ-グルカンだけに抗ガン効果があるとするなら、クレスチンレンチナンもガン特効薬になっているはずです。残念ながら、これらがガンの特効薬かといえば、とてもそんな評価が下されるほどの結果を出していません。

  
β-グルカンは、糖がたくさん鎖状につながったものです。同じβ-グルカンでも、
アガリクスメシマコブでは構造が微妙に違っています。産地や栽培方法が変われば、β-グルカンの構造も違ってきて作用もまちまちになると考えられます。

  よく、
アガリクスメシマコブでは、どちらがいいのか? という議論がなされることがあります。そういう議論をする場合は、どこのメーカーがどこの産地でとれた原料を使って、どんな製法で作っていて、その商品にはどのような成分が含まれているかまで、考慮に入れて議論する必要があるようです。



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●2-3.AHCC


  
NK細胞の活性を高めるなど、免疫賦活作用があるサプリメントとして、実績があります。いろいろな学会で研究結果が発表されており、医学的な見地から効果を解明していこうとしているメーカーの姿勢は高く評価されています。抗ガン剤の副作用を抑えるなど、西洋医学との併用でも効果が出ている点も評価できます。適用範囲の広いサプリメントといえるでしょう。AHCCをガン治療に使っている医師がたくさんいますので、相談することをお奨めします。

 
AHCCは、きのこ由来のサプリメントで、Active Hexose Correlate Compoundの頭文字をとって名付けられました。日本語にすると、《活性化関連化合物》というわかりにくい訳になってしまいますが、椎茸をはじめとする複数のきのこの菌を、何種類もの酵素と一緒に70数日間、何段階にもわたって反応させることで得られた生体調整活性の高い物質です。

  
1986年に開発が始まり、東京大学や帝京大学の薬学部などとの共同研究も行われ、医学的な裏付けを固めながら発展してきています。NK細胞の活性化、インターロイキン12やインターフェロンγの産生能アップ、食欲や睡眠などQOL(生命・生活の質)の向上など、ガンに対するさまざまな効果が報告されています。

  また、血流や疼痛の改善作用があることも報告されており、総合的にガンにアプローチできる期待がもたれています。抗ガン剤との併用によっても、副作用が軽減するだけでなく、使い方を工夫することで、相乗効果によって効果が高まることも報告されています。



■ 抗ガン剤の少量投与で増殖を止める

  これまで、どのサプリメントも抗ガン剤との併用は嫌がられてきました。多くのサプリメントが、免疫力をアップさせることを眼目においているので、免疫力を下げる抗ガン剤とは、相容れないものがあったのです。

  確かに、抗ガン剤は免疫力を下げる一面もあります。しかし、使い方次第では、大きな副作用も無く、延命という面では高い効果が得られることもあることがわかってきています。
休眠療法、あるいは低用量化学療法と呼ばれていますが、抗ガン剤の量を3分の1から4分の1に減らして投与期間を延長するという方法が登場したのです。

  休眠療法だと、ガン細胞の縮小はあまり期待できませんが、増殖をストップさせることができ、結果的に延命が可能になっています。

  ガン細胞は、自らを守るために、免疫機能を抑える物質を放出しています。この物質が出されている限り、免疫機能は十分に働けません。ところが、抗ガン剤の少量投与によって、ガン細胞が免疫機能抑制物質を出すのを止めることができると判明しました。ガン細胞は徹底的に叩くべきであるという、これまでの医学的常識からすれば、画期的な抗ガン剤の使い方といえます。これに、免疫療法剤である
クレスチンを加えることで、免疫機能が高まり、休眠機能の効果も高くなるという報告も出されています。




■ 低用量化学療法との併用で延命効果

  北海道大学医学部では、クレスチンの代わりに
AHCCを使うとどうなるかという臨床試験が行われました。低用量化学療法を積極的に行っているH医師は、抗ガン剤とAHCCの併用によって、次のような効果があることを報告しています。

 1. 痛みなどの苦痛を軽減する。
 2. 食欲の増進。
 3. 精神的に前向きになり、闘病にも意欲的になる。
 4. 病巣が縮小するケースもある。
 5. ガンが消失することもある。
 6. 延命効果が顕著である。
 7. 
QOLが高まる。

  抗ガン剤をとるのか?、サプリメントをとるのか?、 ---多くのガン患者さんとご家族が、この選択には悩んできました。医師の多くがサプリメントには否定的なのに対して、サプリメントを推奨する人たちは抗ガン剤を否定しがちです。しかし、どちらも生かすことができる低用量化学療法の方法が一般的になれば、患者さんやご家族の気持ちの負担はかなり小さくなるでしょう。

  
AHCCでなくても、免疫力を上げる作用のあるサプリメントなら、どれも同じような併用効果が期待できるかも知れません。この低用量化学療法臨床試験は、抗ガン剤の使い方に対しては勿論、サプリメントの使い方に対しても、大きな一石を投じた試みだったといえるでしょう。



■ 多糖類とオリゴ糖の作用で免疫力アップ

  抗ガン剤との併用というサプリメントとしてこれまでにない使い方がされ、効果が出ているというのは意義のある結果です。抗ガン剤による免疫力の低下を補う作用が、
AHCCにはあると推測されます。


  
AHCCに含まれる免疫活性成分は、β-グルカン、α-グルカン、活性ヘミセルロースなどの多糖類やオリゴ糖とされています。これらが相乗的に作用を及ぼしながら、免疫力を上げているのです。主な効果としては、次の3つがあげられます。


  ★1.
インターロイキン12の産生能力アップ :

  
  インターロイキン12は、免疫細胞の中でも非常に重要な働きをする
   キラーT細胞を活性化させる作用があります。 
インターロイキン12
   合成して注射する治療が行われたことがありましたが、副作用が強く、
   現在では行われていません。

  《
AHCC
は、体内でインターロイキン12を増やしますので、副作用
   の心配はありません。



  ★2.インターフェロンγの産生能力アップ :

    
インターフェロンγは、免疫力を活性化させる物質です。体外から
   入れると副作用が出ます。しかし、
AHCCによって体内での産生
   能力を高める方法なら、副作用が出ません。



  ★3.NK細胞の活性化 :


    
ナチュラル・キラー(NK)細胞は、正常な細胞特有の目印が無い
   細胞を認識すると、すぐに攻撃を仕掛けます。
NK細胞が活性化して
   いると、体内にガン細胞が発生しても、小さいうちに排除することが
   できるのです。大きくなったガン細胞も、
NK細胞によって縮小する
   ことがあります。
NK細胞を活性化する力がAHCCにはあります。



■ ガン治療に取り入れやすいサプリメント

  
AHCCは、1000人を超える医師が使っています。学会という形での情報交換の場も設けられています。たくさんのデータが集まっていて、なかなか免疫力が上がらない人はどうすればいいか? といったことも、さまざまな症例のなかからヒントが見つかることもあります。

  また、顆粒状のものが中心ですが、ソフトカプセル、ドリンクタイプなども出ていて、食べ物がのどを通らなくなっている人には、ドリンクタイプのものを流し込むという方法もあります。

  「どのアガリクスがいいですか?」という質問には、あまりにもたくさんの商品が出ているため、相談された医師も答えにくい面もあるでしょう。しかし、
AHCCは1種類しかありませんから、メーカーからデータを取り寄せ検討するだけのことです。実際に治療に使っている医師から情報を仕入れるのもいいでしょう。

   そういう意味で、主治医と連携をとりながら、抗ガン剤など西洋医学の治療と、サプリメントを併用した治療をしたいという人には、非常に使いやすいサプリメントだといえます。

  ただ、研究が進んでいるといっても、「万能」というわけではありません。効く人もいれば、効果の無い人もいるというのがサプリメントの常ですから、
AHCCも例外ではないと考えるべきでしょうね。AHCCだけで治すのではなく、あくまでも補助的に使っていく努力を忘れてはいけないでしょう。



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●3. SOD様食品


■ 細胞を酸化するフリーラジカルを消去

  ガンの発生、悪化の原因物質としてよく名前が挙がるのが活性酸素です。フリーラジカルという言い方もされますが、正確には同じものではありません。非常に攻撃的な性質をもったフリーラジカルのなかの代表的なものが活性酸素と呼ばれる物質で、ほかにも過酸化水素、水酸ラジカル、一重項酸素、過酸化脂質などがあり、それぞれ非常に酸化力が強く、細胞を攻撃して大きなダメージを与えます。フリーラジカルによって、鉄が錆びて赤くなり、やがてはボロボロになるように、細胞はどんどんと劣化していきます。これがガンの原因となっています。。


  体内では、
フリーラジカルを消去するシステムが働いています。SOD(スーパーオキサイド・ディムスターゼ)という酵素が、中心的な役割を果たしています。 しかし、フリーラジカル過剰の現在、体内で作られるSODだけではとても間に合いません。そこで、必要になるのが、SODのようなはたらきをするSOD様食品です。サプリメントで摂ることで、フリーラジカルを消去しようという意図です。



■ SODはフリーラジカルを無害化して排泄

  人間のからだをどんどんと細かくしていくと、原子に行き着きます。原子は、原子核と電子でできていて、原子がいくつかつながることで分子が作られます。水素原子と酸素原子が結合して水という安定した物質となります。

  ところが、なかには電子が1個欠けてしまった分子が発生することがあります。とても不安定な分子です。これがフリーラジカルです。フリーラジカルは、安定するために、まわりの安定した分子から電子を奪い取ります。そこに新たな不安定分子、フリーラジカルが発生するのです。これが酸化という現象です。

  フリーラジカルに原子を奪われた分子がフリーラジカル化して、さらにまわりに悪影響を与えるというドミノ倒しが起こると、細胞は急速に酸化されて活力を失っていきます。

  人間のからだは、フリーラジカルから細胞を守る働きを備えています。その鍵になっているのが、SODと呼ばれている酵素です。SODは、活性酸素などフリーラジカルを無害化し、体外に排泄します。

  ところが、現代人は、フリーラジカルが大量に発生する生活をしています。食べ物に含まれる添加物、紫外線、空気や水の汚染などによって、体内にはSODでは処理できないほどのフリーラジカルが発生するのです。そのうえ、40歳をすぎると、体内でのSOD産生は急激に減少していきます。フリーラジカルは増え、SODが減るという緊急事態が発生してくるのです。

  過激なテロ分子であるフリーラジカルが大暴れすると、DNAが傷つけられ細胞が突然変異を起こしガンが発生します。フリーラジカルは、正常な細胞を次々と破壊し、ガン細胞の成長を助けます。この悪循環をなんとかしなければいけないということで、SOD様食品は作られたのです。


■ 食品だけでは不足するSODを効率よく補給

  フリーラジカルを消去し、細胞の酸化を防ぐ栄養素としては、緑黄色野菜に多く含まれているビタミンC、β−カロテンがよく知られています。野菜をたくさん食べましょうといわれますが、その理由のひとつに、フリーラジカル対策があるのです。わかめや昆布、ひじきなどの海藻類にも、β−カロテンが豊富です。和食は、SODを多く含む食材を使います。和食が健康食として注目されているのも、そこに理由があるのです。

  しかし、ガンを治療する目的からすると、天然食品だけからフリーラジカルを除去できる量を摂るのは大変です。ビタミンCではピーマン15個分、β−カロテンだとほうれん草2束が必要だといわれています。加熱調理することで、栄養素が破壊されることも考えなければなりません。体内に入ってからの吸収率も考慮に入れる必要があります。こうした理由から、SOD様食品を補助として使うことが必要になります。

  SOD様食品は、胚芽、大豆、米ぬか、はと麦、ごまなど、SODを多く含む植物が原料になっています。そのまま食べるだけでは、強い酸性の胃液によってSODが壊されてしまい、十分な効果が得られません。みそ汁も優秀なSOD食品ですが、そこに含まれるSODの大部分が胃液で破壊されてしまいます。そこで、遠赤外線処理や発酵処理をし、SODがはたらくように作られたのがSOD様食品です。

  SOD様食品は体内へ入ると、含まれているSODがフリーラジカルと結びつき、分子を安定化させて無害化します。フリーラジカルの攻撃にさらされ不活性化していた細胞が再度元気を取り戻し、ガンの発生や広がりを防ぐのです。

  しかし、現実には理屈どおりに進まないことが多々あります。ガンが進行した状態では、フリーラジカルの勢力は手に負えないほどになっているはずです。これをSOD様食品だけで消してしまうには無理があります。食品と名前がついているように、あくまでも食を補助するのがSOD様食品の役割です。

  まずは化学添加物や農薬のあまり含まれない食材を使い、ストレスを少なくし、紫外線に注意するといったフリーラジカルを発生させない生活を心がける必要があります。緑黄色野菜や豆腐、海藻類を中心にした食事は、フリーラジカルの消去に有効であることは間違いありません。こうした生活をしっかりと意識した上でのSOD様食品であるべきです。

  SOD様食品さえ摂っていれば、フリーラジカル対策は大丈夫ということにはなりません。毎日の生活やストレスに注意し、内気功療法などによって生命力を高めていく基礎があってこそ、SOD様食品は効力を発揮するはずです。

  抗酸化は、ガン治療の基本だと思います。たくさんの製品があり、選ぶのに困るかもしれません。あくまでも日常の食事を補助するということであれば、どれでもある程度の効果は期待できます。抗酸化の促進では、食生活やストレスがかなりのウエイトを占めます。SOD様食品を摂るだけでなく、食生活やストレス管理にも注意を払いたいものです。




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●5. 秋ウコン


  
ウコンは沖縄の特産品で、肝臓にいいと評判になっています。ウコンには、春ウコンと秋ウコン、紫ウコンなどがありますが、一般的にウコンと呼ばれているのは秋ウコンのことです。

  黄色い根っこがウコンの特徴で、カレー粉の原料、たくあんの着色剤などに使われていますが、生薬としても江戸時代から《不老長寿の薬》として全国的に知られていました。


  成分や効果を現代の科学で分析すると、成分としては、クルクミン、ターメロン、シネオール、アズレン、α-クルクミン、フラボノイドなどが検出され、「肝機能強化」「健胃作用」「抗ガン作用」などが報告されています。

  「抗ガン作用」のなかでも、特に注目されているのが、新生血管の抑制作用です。ガン細胞は新しい血管を作り、成長するための栄養を補給します。この新生血管があるかぎりガン細胞は増殖し続けます。ウコンに含まれるクルクミンには、この新生血管の形成を阻止し、新生された血管を消滅させてしまう力があります。ガン細胞への栄養補給路を断つわけですから、ガンは成長できなくなり、やがて栄養失調のために退縮してしまうのです。



■ 強い抗酸化力をもつクルクミン

  1990年、アメリカの国立ガン研究所(NCI)が、「ガン予防の可能性のある食品成分」を公表しました。そのなかにウコンも含まれていたことから、ウコンの薬効を再評価しようという動きが出てきました。

  同じ年、ニュージャージー州のラトガース大学の生化学部と薬学部では、皮膚に発ガン剤を塗布したマウスにクルクミンを塗ったところ、ガンの発生が39〜61%抑制されたことを発表しました。さらに、同大学では、悪性リンパ腫や大腸ガンにもウコンが有効であることを、実験結果として報告しています。これらの発表が、世界各国に波紋を広げ、さまざまな研究が行われるようになりました。

  我が国でも、国立がんセンターが中心になって、1994年にスタートした「がん克服新十ヶ年戦略」で、【食品成分によるがん予防】の研究対象に
ウコンが取り上げられました。それがきっかけとなり、名古屋大学と国立がんセンターの共同研究によって、クルクミンの活性酸素を除去するメカニズムが明らかにされ、ウコンは抗酸化力が強い食品であるということから注目を集めました。しかし、それだけではないことがやがてわかってきました。



■ ガン細胞の血管新生抑制を肉眼で確認

  ガン細胞への栄養や酸素の補給路となる新生血管の抑制作用があることがわかってきたのです。あるメーカーが行った実験を紹介しておきます。

  産卵翌日のニワトリの有精卵を使っての実験です。有精卵の胚が成長するときには、血管の新生が起こります。とても観察しやすく、どれくらいの血管新生の抑制が起こるか、肉眼で判断できるほどです。実験では、
ウコンのエキスを注入した有精卵と何も手を加えていない有精卵とを、温度を加えて成長させ、血管が形成される様子を観察しました。その結果、実験開始5日目には、肉眼で見ても明らかなほど、ウコンを投与した群のほうが血管新生の抑制度が高いことが確認されたのです。それと同時に、新生血管の面積を測定することでみる【血管新生抑制率】でも、ウコンを投与した群のほうが抑制されていることがわかりました。



■ ガン細胞の血管新生を促すCOXの働きを抑制

  なぜ、
ウコンがガン細胞の血管新生を抑制することができるのか? そのメカニズム解明への研究も徐々に進んでいます。まだはっきりと解明できたとは言えませんが、シクロオキシゲナーゼCOX)という酵素が関係しているのではないかという説が有力視されています。

  COXには、ガン細胞が新しい血管を作るのを助け、アポトーシス(プログラムされた死)を抑制するという、どちらもガン細胞にとってはプラス、抗ガンという意味ではマイナスに働く作用です。

  人体を作っている約60兆個の細胞がバランスよく働くことで、生命は維持されているわけですが、このときに重要なはたらきをしているのが「アラキドン酸」という生理活性物質です。アラキドン酸に種々の酵素が作用して、枝分かれしながら、さまざまな生理活性物質が生まれます。滝が流れるように次々と作られることから「アラキドン酸カスケード」と呼ばれています。

  カスケードのなかに含まれる物質に、不飽和脂肪酸である「プロスタグランジン」と呼ばれる一群があります。血管拡張、血圧降下、気管支拡張の作用や、種類によっては逆の作用などがあり、医薬品としても、子宮収縮作用を利用した陣痛促進剤や、消化性潰瘍治療薬として用いられている物質です。

  アラキドン酸に作用してプロスタグランジンを作る酵素がCOXです。には、1型(COX-1)と2型(COX-2)があり、血管新生を促し、アポトーシスを抑制するのはCOX-2であることがわかっています。

  このCOX-2の働きを抑制することによって、
ウコン血管新生を抑制していると考えられています。それと同時に、アポトーシスへのブレーキをはずしますから、ガンは栄養路を断たれた上、自ら消滅していくというプログラムがオンになり、増殖の勢いをストップさせるのです。

  身近な生薬で、比較的安い値段で手に入ります。その気になれば、自分の庭でも育てることができます。本来は自分で育てて、乾燥させ粉末にしたり、焼酎に漬けたりして使っていたものだといいます。きれいなパッケージに入った高価なサプリメントであれば効果が高い、ということではないはずです。お金をかけずに手をかけるガン対策というのもひとつの選択でしょう。畑などがある方は、是非
ウコンを 育ててみてください。



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●6.
フコイダン


■ ガン細胞を自死(自殺)させる作用がある

  1996年の日本癌学会総会で『コンブ由来のフコイダンの効果』の発表がありました。世の中にはあまたの抗ガンサプリメントが出回り、新しいサプリメントが出てもあまり騒がれなくなりました。特に免疫力を上げる研究結果は、聞き飽きるほど耳にしてきました。

  しかし、フコイダンは、
アポトーシスという聞き慣れない、新鮮な言葉が使われていたこともあり、注目を集めました。

  
アポトーシスとは、細胞が自ら能動的に死んでいく『プログラムされた死』のことです。正常な細胞は、決まった回数だけ分裂を繰り返すと死滅するというプログラムが遺伝子に組み込まれているからです。しかし、ガン細胞にはアポトーシスがありませんから、分裂をやめるということをしません。永遠に増殖を繰り返すのです。正常な細胞の領域に侵食しながら増えていくため、からだのなかにさまざまな異常が出現してきます。

  フコイダンには、無秩序なガン細胞をアポトーシスさせる作用があります。攻撃を仕掛けなくても、ガン細胞が勝手に死滅していくのです。



■ ガン細胞のアポトーシス阻止機能を抑制

  アポトーシスは、自然界では日常的にみることができます。秋になれば木の葉は枝から落ち、おたまじゃくしが蛙になるときは尻尾が消えます。範囲を広げれば、すべての生命が必ず死を迎えるのも、アポトーシスの一つの形だと言えるかもしれません。胎児の指ができていく過程も、アポトーシスのプログラムがあるからです。

  アポトーシスを誘導するのは、
サイトカインという物質であることがわかってきました。サイトカインには多くの種類があり、細胞間の情報伝達をする役割があります。免疫機能は非常に緻密なシステムで動いていますが、それを支えているがサイトカインによる情報伝達です。特定のサイトカインを活性化させることで、免疫機能が向上することも解明されてきています。

  アポトーシス情報をもったサイトカインは、細胞表面のレセプターと結合し、細胞をアポトーシスさせます。しかし、
多くのガン細胞は、特殊なたんぱく質を活性化させ、アポトーシス情報を伝達するサイトカインをシャットアウトし、自分自身を守っています。アポトーシスのシグナルを妨害する物質をガン細胞が出していると考えられます。ですから、ガン細胞はどれだけ分裂を繰り返しても、増殖をやめようとはしません。いつまでも成長し、結局は自分の母体である人間までも生きられなくしてしまい、そうなってはじめてガン細胞は自滅していくのです。

  フコイダンには、
アポトーシス情報を遮断する物質を抑制する働きがあると考えられています。ガン細胞が発するアポトーシス妨害信号をストップさせて、アポトーシスの情報がガン細胞に届くように仕向けるのです。その結果、ガン細胞は能動的に死滅への道にようやく進むことになるのです。

   
フコイダン


■ 沖縄もずくに豊富に含まれる多糖体

  フコイダンは、海藻の
ヌルヌル成分に含まれる多糖類です。潮の流れや衝撃でできた傷の修復をしたり、周囲の微生物に食べられないように自分自身を守るためのガードの役割を果たしています。

  フコイダンが多く含まれているのは、昆布、もずく、ひじきなどです。しかし、サプリメントとして流通させるには、ある程度の量が確保でき、加工に手間がかからないことが重要です。いくらいいものでも入手が困難では、サプリメントの原料としては不適です。アガリクスやメシマコブは、《幻のきのこ》といわれてきましたが、ガン患者からすると、手に入らなければいくら効果があろうと意味がありません。

  ところが、フコイダンは、海に囲まれた日本では手に入れやすいものでした。中でも、九州南端から台湾北東部に分布する《沖縄もずく》は養殖もされていて、いくらでも生産することができました。

  沖縄もずくに含まれる多糖体の90%がフコイダンで、コンブに比べ5倍の含有量があります。そのうえ、分離も簡単にできるため、フコイダンの普及に重要な役割を果たすことになったのです。もちろん、わかめなどにもフコイダンは含まれていますが、沖縄もずくから分離したフコイダンについて、最新の研究を紹介していきます。



■ 実験でガン細胞のDNA分断を確認

  フコイダンの効果をシャーレのなかで観察した実験があります。活発に増殖を繰り返している大腸ガンの細胞が約1万個入ったシャーレと、ほぼ同数の正常細胞が入ったシャーレを用意します。そこへフコイダンの溶液を入れ、変化を観察しました。

  1日後、ガン細胞は半分に減少しました。正常細胞のほうに変化はありません。さらに、60時間後、ガン細胞はほとんど消滅してしまいました。正常細胞のほうには全く変化がありませんでした。フコイダンによって、ガン細胞だけがダメージを受けているのです。

  フコイダンに、もし、抗ガン剤のような毒性があれば、正常細胞はガン細胞以上のダメージを受け、減少していくはずです。その原因を探るために、ガン細胞のDNAを調べてみました。すると、細胞自身のDNAが分断されているのが確認されました。外から何かが攻撃したわけではありません。自らが自らを消滅させているのです。シャーレの中で、ガン細胞のアポトーシスが起こったことを確認することができた実験でした。



■ アガリクスより高いアポトーシス誘導能

  次に、アポトーシス誘導能を比較する実験です。

  実験には、NOS4(ヒト卵巣ガン培養細胞株)というガン細胞が使われました。ガン細胞を3つの培養基に入れます。沖縄もずく由来のフコイダンエキス、昆布由来のフコイダンエキス、アガリクスエキスをそれぞれ加えました。

  この実験では、アポトーシスを観察するために、ガン細胞の「DNAの断片化」をチェックします。細胞がアポトーシスを起こすときには、DNAが細かく砕かれていく現象が見られます。一定時間を経た後、ガン細胞のDNAを集めて、特殊な方法で断片化率を測定します。

  結果、沖縄もずく由来のフコイダンに最も高いアポトーシス誘導能がありました。昆布、アガリクスには、ほとんどアポトーシスがみられませんでした。ただし、この実験はあくまでもアポトーシス誘導能を観察するためのものであって、アガリクスよりもフコイダンのほうがサプリメントとして優れているということではありません。



■ サプリメントの特徴を知ることが大切

  アガリクスは、免疫賦活では、高い効果があることが確認されています。しかし、アポトーシス作用では、フコイダンのほうがはるかに高い活性を示します。つまり、サプリメントには得手不得手があるということです。サプリメントを選ぶ際には、この特色を知ることがとても大切になってきます。

  アガリクスを飲んでも、今ひとつ効果が実感できないとき、同じ免疫系への働きかけのきのこ系の他のサプリメントより、同じ多糖体であっても違った作用を持つフコイダンを服用したほうが、ガン細胞を揺さぶるには効果があるはずです。ここに、ブレンドの妙があるのではないでしょうか。

  ひと言でガンに効くサプリメントといっても、作用はさまざまです。野球でも、ホームランバッターばかりをそろえても、投手力が弱かったり、守備が悪かったり、走れなかったりすると、どこかで破綻を来たし、勝てなくなってしまいます。ガン治療でも同じことが言え、免疫力を上げることばかりに集中してしまうと、必ずほころびが出てきます。逆に、免疫力が低下しているのに、アポトーシスばかりに力を注いでも、ガンの成長をストップさせることはできません。

  免疫力がガンと闘う基礎です。免疫力を整備した上で、フコイダンによるアポトーシス作用を加えることが、より高い効果を生むコツなのではないでしょうか。単独で使うというより、免疫療法(免疫力を高めるサプリメントを含む)との併用に妙味がありそうです。

*********

  ●●ガン細胞のアポトーシス(プログラムされた死)を誘導するということで、ここ数年、急速に脚光を浴び出したサプリメントです。海藻類がからだにいいことは、昔からいわれていることですから、一定以上の効果は期待できます。きのこ系など、ほかのサプリメントとの併用がいいのではないでしょうか。



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●8タヒボ茶(紫イペ)


■ 強い抗ガン性があることが判明

  アマゾンの薬木というと、いかにも効果がありそうに聞こえます。ブラジルは薬草の宝庫で、アガリクスが有名です。植物ではありませんが、プロポリス(ミツバチの巣の入口から取れる物質)もブラジル産が一番いいといわれています。

  タヒボ茶(紫イペ)は、ブラジル発としては先陣を切って日本に入ってきたサプリメントといえます。大きなものは20〜30メートルの高さまで成長するノウゼンカズラという樹木の内部樹皮を、細かい粉にしたものです。サンパウロ大学のオルター・ラダメス・アコーシ教授(当時)の20年以上にもわたる研究が日本にも紹介され、それをきっかけに多くの人に知られるようになりました。

  京都大学薬学部、京都府立医科大学の共同研究も行われ、1989年には日本癌学会総会で研究報告が行われ、アカデミックな場でタヒボ茶の効果が発表されています。

  最近、非常に抗ガン性の強い物質が突き止められ、メーカーはその物質をNFD(ナフト・フラン・ディオン)と名付け、日米で特許を取得しました。日本では、発ガンプロモーション阻害剤の特許を取得しています。



■ ガン細胞が成長するのを阻止するNFD

  タヒボ茶(紫イペ)の原料である学名タベブイヤ・アベラネダエ(ノウゼンカズラ科)という樹木の薬木としての歴史は、古代インカ帝国の時代、約1500年前にさかのぼります。インカの人々は、健康維持、病気からの回復のために、この薬木の内部樹皮を煎じて飲んでいたといわれています。

  タベブイヤの樹木は、高さが10〜30メートル、幹の直径が50cmから1.5mの巨木が多く、白、黄色、ピンク、紅、紫、橙色など、さまざまな色の花を咲かせます。紫色の花を咲かせるものが最も多く、50種類ほどあるといわれています。そのなかでも、タヒボ茶に使われているのは、赤紫の花を咲かせる種類のものです。古代から薬木として使われていたのは、この赤紫の花を咲かせる樹木の樹皮でした。


*************

  西暦1500年頃、南米ペルーからブラジルあたりに栄えたインカ帝国モンテズマ朝時代(15世紀)、この頃の人々はこの赤紫の花を咲かせる樹木(「紫イペ」)というジャングルに自生する大樹を「神からの恵みの木」として崇めていました。原住民のインディオは、その樹木の皮を剥ぎ、その内部樹皮をお茶として飲み、健康を保っていたのです。

  インカ帝国のモンテズマ王朝の時代にメキシコを支配していた頃、タヒボ茶(紫イペ)はすでに「神からの恵みの木」として飲用されていたことがわかっていますが、これが、白人たちにも広がり評価されていったのは、18世紀になってからのことでした。

  また、バイキング(海賊)は、紫イペを「奇跡的な木」として80年間にわたって、商いの品にしたといわれ、売買の方法は金や宝石とのみ交換をしたそうです。

  ロシアのザー皇帝は、130年の長寿を保ったことでその名を知られていますが、彼の日常は毎日欠かさずタヒボ茶(紫イペ)を一服することだったといいます。

  インドの解放運動の指導者マハトマ・ガンジー氏も30年間にわたって、タヒボ茶(紫イペ)を愛好しながらヨガを行ったといわれています。

  このように、古代から「神からの恵みの木」として重宝された紫イペ。
この木が「
紫イペ」とよばれるのは、サンパウロ周辺でのことです。
この名以外にも、時代や地域によって、さまざまな呼ばれ方をしてきました。

古代インカ、コロンビアあたりでは、「タヒボ」(
TAHEEBO)。
アルゼンチンでは、「ラパーチョ」、「モラド」。
バイーア州、ブラジル北部、東北部では、「紫パウダルコ」、「パウダルコ」。

国や時代が違えば、言葉も変化していくように、紫イペの呼び方もいろいろ違っているようです。しかし、このいずれも同じ樹木であることに変わりはありません。


    

*************

  サンパウロ大学農学部のアコーシ教授は、この薬木の持つ効果を科学的に検証しました。

  その結果、有効成分が70種類もあり、そのなかには強力な抗ガン作用をもつ物質が含まれていることも突き止めました。

  日本でのタヒボ茶の研究は、京都大学薬学部と京都府立医科大学のグループが中心になって行ってきました。同グループが新しく見つけたものが、NFDと名付けられた抗ガン作用をもった成分です。

  細胞のガン化は、遺伝子が傷つくことから始まります。遺伝子が傷つく原因をイニシエーターといい、放射線や発ガン物質、ウイルスなどが犯人です。

  次の段階は、食生活の乱れやストレス、疲労などが加わり、ガンが大きくなってきます。この段階での食生活の乱れ、ストレス、疲労などをプロモーターと呼びます。


  イニシエーターだけでは、遺伝子を修復する力が働いたり、免疫力でガンの芽を摘んだりといった作用が働くなどの素地があることから、原則的に大事には至りません。しかし、プロモーターが働いてガンが大きくなってくると、厄介なことになります。ガンが発見される段階では、プロモーターが働いて、かなり進んだ状態になっているといえます。

  タヒボ茶のNFDには、プロモーターによってガンが暴走するのをストップさせるという働き、脂肪の取りすぎやストレスとガンの間にクッションを置くような作用があります。遺伝子が傷つき、異常な細胞が発生しても、それがさらに大きくなるのを抑えるのがNFDです。




■ ガン細胞のアポトーシスを誘導する

  NFDの働きを含めて、タヒボ茶(紫イペ)には次のような効果があるといわれています。(宮城県立がんセンター研究所・海老名卓三博士の研究)。


  ●1. ガン細胞を殺したり、腫瘍を小さくします。

  ●2. 免疫細胞のマクロファージが活性化するばかりか、ガンに栄養を与える
      血管の新生を抑えます。

  ●3. ガン細胞のアポトーシス作用を誘導します。



  ガン治療に必要な作用が、すべてそろっている「オールラウンド・プレーヤー」といえます。その分、強烈なインパクトはないのですが、総合的なアプローチができる点では、サプリメントの優等生といえるでしょう。

  また、東北大学大学院の梅津康生博士は、遠隔転移があって手術が出来ない末期ガン患者34名を対象に、タヒボ茶を飲んでどうなったかを調査しました。その結果、34名中5名が腫瘍マーカーなどの検査数値が正常に戻って数ヶ月が経過し、さらに、14名は腫瘍が小さくなったり、腫瘍の増殖が止まったといいます。


  タヒボ茶の飲み方は、煎じて飲むという古典的な摂取法ですが、それでも総合的な効果があって、末期状態のヒトにとっては力強い味方といえるでしょう。


  タヒボ茶には、ラバコ茶、アマゾン茶、パナケアなど、違うブランドでいくつか商品が出ています。それぞれの特徴をセールスポイントにして販売されていますが、原料や加工法など微妙に違っていますので、飲む前にはそれぞれの情報を集める必要があるでしょう。


  タヒボ茶はアガリクスのように爆発的には広まっていませんが、知名度はかなり高くなってきて、ガンが良くなったという症例が本などで紹介されているため、タヒボ茶だけでよくなってしまうような錯覚を持ってしまいがちです。確かにデータはそろってきていますが、まだ不確定要素も多いでしょう。過信は禁物です。西洋医学(化学療法)との併用、食事療法や心理療法などとも合わせて服用することで、タヒボ茶の特長もより発揮されるはずです。


*********

  ●●
タヒボ茶のいいところは、色々な作用をもっているところです。免疫力のアップだけでなく、抗酸化作用や血管新生阻害などの効果もあります。サンパウロ大学から始まり、京都大学や京都府立医大などしっかりした研究機関が研究している点が頼もしいところです。



 

  
効果的なサプリメントの摂り方:

     秋ウコン   (目的) ガンの新生血管が生成される ことを抑制する
 

     メシマコブ     (目的) 免疫力 を強化する
       または、
       アガリクス

     フコイダン   (目的)
ガン細胞のアポトーシス を促進する

 
生体リズムを考慮した効果的なサプリメント投与法 (時間差療法
 

   西洋医学を補完する
代替療法
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